風が強く吹く日
私はひとり 窓の外に耳をすます

草木のざわめき
灰色の雲がぐんぐん流れていく

まっすぐ伸びた避雷針
どこかで何かがパーンとはじける

*

温かい飲み物を飲みながら
なんて遠くへ来てしまったのだろうと考える

どこへ行けばたどりつけるのだろう
そもそもどこへ行こうとしているのだろう

ありきたりな自問自答を繰り返しながら
植物たちのように
日の光に恋焦がれている
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